試験はリラックスしてから。

教員採用試験一次試験シーズンに入ってから何週間か経ちましたが、明日もどこかの自治体では行われます。ぼくのまわりの何人かのゼミ生も、明日です。

 

本命にしろ本命じゃないにしろ、

リラックスして受けていただければと思う。

 

ぼくの場合は、中学or高校の校種に拘っていたから、

正直、「自分の地元で!」とか「縁・ゆかりのあるここで!」とそこまで固執していなかった。今は、昨年こんなぼくを拾っていただいた、ある自治体の採用を延長している状態である。

 

それでも一応、去年は「第一志望」の自治体はあった。

 

でも、落とされた。

 

第一志望自治体の二次試験にある集団討論の前に心の準備をしておこうと思い、第二志望自治体の一次試験に集団討論がある自治体を選んだのだが、まさかの第一志望先の一次試験で脱落した。

その結果を知ったのは第二志望自治体の一次試験直前の2日前。

 

正直、

「ぼくはここの自治体を受ける意味あるのか..」

と半ば脱力・無気力状態で試験当日を迎えた。

頭の中も真っ白。

「あゝ、今年で決めたかった」

とひどく嘆いていた、まだ第二志望先の試験を終えていないのに。

過去問を3か年ほど解いてみるに、「ここは難しい」という結論に至ったのが出願前。対策と言う対策を特にしていなかったため、いわゆる「記念受験」になっていた。

そりゃあ頭も真っ白になります。

 

どういう経緯で受験することになったかを知らない他のゼミ生(もとい、ぼくの方から誰にもその事情を言っていないのですが)から、

「頑張ってきてね!」

「大丈夫だよ!」

「いけるよ!」

と満面の笑みと力強い激励、そしてお菓子をくれるもんだから、

すごい複雑な気持ちと罪悪感がぼくを襲った。

 

当日は

「ええい、どうにでもなれぇ!」

と少し躍起になりながら、一次試験の筆記と集団討論を終えた。

 

2週間後の結果通知には

「あなたは一次試験を通過しました」

の文字があった。

あれよあれよと二次試験を終え、気づけば九月半ばには「合格」の文字が入った通知書をいただいていた。

 

「お前、希望の自治体じゃないのにいいの?」

と思われる方もまわりにはいた。

 

いいんです。

住めば都ですし、改めてその自治体のことを調べると、

自分にすごくベストマッチ。

今思えば、第一志望先落ちて良かったとさえ思う。

そのくらい今のところは好きです。

 

そういう意味では、『第一志望』ですよ。

 

まあ、過去の話が出てきましたが、

何が言いたいかというと、

明日からの試験、

リラックスしてね、ということ。

「ええい、どうにでもなれぇ!」みたいな。

併願の人はそんな心持で行こう。

 

では単願の人は?

 

 

悪い結果が出てから考えよう。

決して遅いなんてことはない。

 

明るい道がいきなり閉ざされたら「はい終わり」じゃなくて、何かしら新しい道が見えてきますよ。問題ない。

 

ファイト。

その酔い方、懐かしいね。

 

昨日はゼミ・他ゼミの同僚(野郎勢)と飲んでました。

飲みに誘われること自体あんまりないのですが、数少ない誘いにも「すまんな。」とやんわり断り続けていたら、「お前いつも断りよるなぁ」と言われたもんだから、流石にこれは行かねばと思い、昨日参戦。

 

普段、研究室と自分の部屋を行き来するだけの生活で、

基本は、「飲まない遊ばない出かけない」の単色な日々を送っているぼくとしては、なかなか楽しい時間でした。

 

今度から、癖にならない程度に飲みに行こうかなと思いました。

 

そういえば昨日飲んだ居酒屋では、ぼくら以外にも学部生らしき集団がいた。

一方ぼくらは院生でした。

 

ぼくらは、自分たちの飲みたいペースでお酒を飲み、腹を抱え、ゲラゲラ笑いながら世間話を楽しみました。

 

その大学生集団は、コールとイッキで成り立っている、いわゆるウェイウェイ飲みでした。無駄にグラス・お酒を注文し、罵倒し、他のお客さんを気にも留めない、質の悪い騒ぎ方で、ぼくらのゲラゲラ笑いとは全然異なった、場違いなものでした。

 

だいぶ騒がしかったので、少しイラっと来ましたが、

ぼく自身も、数年前の学部生まではそんな感じだったよなあと思ったら、「ま、いいか。」となりました。

 

「お酒楽しむ」感覚を覚えたのが今だとしたら、

「お酒楽しむ」感覚を乱用していたのが過去なのかなと。

 

過去の自分は、お酒をツールにしてバカ騒ぎすることを目的にしていたし、そこには対話という対話がなかったように思える。傍から見れば「バカ」に見える、そんな存在になることに快感を覚えていた。自分らさえ楽しめればいいのかな、と。

 

一方、現在は、お酒という日常の主役とはかけ離れた不思議なモンを挟んで、いつもとちょっと変わった気持ちで、気分で、対話を楽しむことができている、そんな感覚。

 

うまく文字で表現できないけれど、

お酒との付き合い方がガラッと変わった気がする。

 

過去の自分と同じ学部生の酔い方を見て、

ふと思う。