ピース ピース
「走った後どんなにツラくても下向いちゃダメよ!上向かなきゃ!」
(肺に酸素取り入れやすくするために)
「給食は残さず食べないと!」
(バランスよく作られてるから、育ち盛りのみんなには将来のためにも完食して欲しい)
「子どもにとって厳しい指導」
と
「教師から子どもへの想い」
は紙一重。
紙一重ゆえ、両者の考えにはズレがあると思う。
ほとんどの場合、教師が「断固たる考え」を押し付けている。
合致するはずのないピースを無理矢理合わせようとしている、パズルに奮闘中の子どもみたいに。
子どもの方もしっかり考えながら当てはめようとしている。
けど、合わない。それでもいつか合うはずと、とにかく合わないピース同士を押し付ける。
しっかり児童生徒のことを思ってしているのに、なぜか彼らは拒絶する、でも、いつかわかってくれるはず、そう思い一貫した指導を続ける教師と似てる。
教師は、いろんな子どもに対応できるように、
いろんなピース(考え方、価値観、体験)を持たなくちゃいけないなぁと、どんよりした曇り空を眺めながら思う大学院生であった。