ぼくが目指す教育


同い年だけどずっと支援室にいた彼。
ある時間になると教室に戻ってくる人。
ある時間だけ特別支援教室に行きみんなとは別に授業を受けていたあの子。

学生生活や教育実習の中で、
同じクラスなのに関わりがなかったり、みんなより少ない子がいた。
それでも彼らを当たり前のように「クラスメイト」って呼んでいる先生や子どもたち。



それ「クラスメイト」じゃなくないすか?



彼らも本当は、クラスのみんなと学びたかったはずなのに、
でも、先生にうまく言いくるめられて、「みんなと学びたい」という感情が自然となくなり、気づけばぼくも含めたみんなが彼らを、
「クラスメイトだけど、ぼくたちとは違う人なんだ」と思い、
ごくごく自然の流れで「そういう人」扱いしていた。

ぼくは、「そういう人」を自信持って「クラスメイト」と、今はもう呼べない。


ぼくが現場に立ったら実践しようとしている『学び合い』は、そんな課題も完全解決する可能性を秘めているし、なんならもうすでに実証されている。



ぼくの夢は、本当の意味で、障害の有無関係なく、授業を成立させること。

どんな人とも(折り合いをつけて)付き合っていける、そんな子を本気で育てたい。