光速から考える『学び合い』
太陽の光って、
約8分かけて地球に届くんですって。
あの光が、ですよ。
小学四年生のときに、学校に内緒で家から持ち出した小型レーザーポインター。
廊下の端から50メートル先の廊下の端に向けて光を放った。
ボタン押すとすでに向こう側の壁にその赤い点はあった。そのとき光の速さを体感した。
もし光の速さで体を撃ち抜かれたら、速すぎて痛みは数分間来ないんじゃないかと思ったことさえある。
「ぼくはここにいるよ!」
と光で地球に主張している太陽。
光の存在を当たり前のように考える地球。
あたかも、太陽が今発した光がそのままリアルタイムで地球に降り注いでいるんでしょ?
と言わんばかりの態度。
本当は、8分前という昔の光であるのにも関わらずに。
光の速さと比べてみると
『学び合い』が日本全体に満遍なく広まっていくには、少々時間がかかるかもしれない。
現実問題、数十年後ですかね。
その頃には、『学び合い』がみんなにとって当たり前の教育形態であってほしい。
あたかも、未来の子どもたちが
「昔からこうだったんでしょ?」
と思えるような。
でも、その頃にはきっと、なんだろう。
『学び合い』なんだけれども、
考え方や理念も今の『学び合い』と変わりないんだけれども、
形がちょっと変わった『学び合い』になってる気がする。
改良版というか、新宝島ならぬ
新『学び合い』のような。
そしてそれが早く広まってくんないかなぁと
懇願しながら、日本全体に広まるのはあとどのくらいかかるんだろうなぁ、と未来を考えながらブログをひたすら書き綴るぼくのような人がいるんだろうなぁ。