ある少年のセンター試験のお話②
センター試験でしっかり大失敗して、その点数に見合った大学に流れ着きました。
希望の大学ではなかったけれど、結果的には良かったのかなあと思っている。
その大学に行ったから、最愛の彼女に出会えたわけだし、海外生活をする機会を得られたわけだし、『学び合い』を知るきっかけになったわけだし、なんやかんやで教師という(自分にとって今のところの)最適職に就けれそうですし、結果的には良かったかなと。
アメリカのスタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授が提唱したキャリア理論に、「計画された偶発性理論(Planned Happenstance Theory)」というものがある。なんでも、個人のキャリアは予想できない偶発的なものの積み重ねで決定されることを前提とする理論なんだとか。
つまりは、ぼくたちが、どんなに綿密に未来を計画したとしても、計画(おもい)通りのキャリアを積み上げることはできないわけであります。
だからさ、センター試験で成功して二次試験もうまくいって希望の大学に入学して「よしゃ、これで夢叶うぞ」と意気込んでようが、失敗して泣く泣く希望の大学じゃないところに行くことになって、はたまた浪人することになって「はぁ、私の人生どうなるんんだ..」と落胆していようがなかろうが関係ないですよ。
結局は、偶然という摩訶不思議なモンが、ぼくらのキャリアを良い方向にも悪い方向にも向かわせるわけなんですから。
悪い方向に向かう原因は、たぶん、その人の行動に問題があるからだと思います。
悪いことさえしなければ、基本良い方向に進むと思います。
何が言いたいかと言いますと、
大丈夫、人生どうにでもなるよ。
センター試験、絶不調だったとしても気にしない。
すべて、何もかも、偶発的に起こるから。大丈夫。