アクティビティ基礎編

 

学級をうまーく経営するためのテクニック本、まぁつまりはアクティビティを紹介した本を昨今SNSや本屋で目にする。

中身はというと、

内容も面白いし、かなり工夫されていて、

ぼくは良いと思う。

 

「こんな手があったのか!」

「そんな考え方はなかったわ」

と、小3の頃の将来の夢が「アイディアマン」というよくわからない職業を母親に熱弁していたあのぼくが、

大学の頃サークルで何か催し物をするとなると、すんごい工夫に工夫を重ねてなかなか手の込んだイベントを企画していたあのぼくが、脱帽してしまうほどのものばかりです。

 

こう見えて、条件さえ揃ってれば、

企業顔負けの企画を発案できるポテンシャルはあると思ってます。

自負は置いといて。

 

その本の内容とぼくの考え方はだいたい一緒なんです。

だから、共感する部分ってのは結構ある。

 

でも、一般的な教員と考え方、使い方が全然違うと思います。

 

それは、

その本を使って学級を動かすのが、

教師としてのぼくではなくて、

子ども自身にさせるということ。

 

ゲームやイベント、アクティビティを教師主催でやっちゃうと、もうそれは「子ども」が主体的に動けない、不自由で窮屈さが残るものになっちゃうんですよね。

 

ぼくなんてまさにそうでした。

担当教員が一生懸命考えてきたであろうアクティビティは、気を遣ってました。

「ここでこういう反応すれば喜んでくれるかな?」

「これやると怒るかな」

と、常に腹の内を探ってました。

 

だから、どんなに自由っぽいアクティビティを用意しても、結局は教師が仕切ってるから、自由じゃないんだよなぁ。楽しくないんだよなぁ。

 

何もしてこなさそうな蜘蛛が見張ってる蜘蛛の巣に引っかかった蝶のような、そんな居心地の悪さに近いと思うこの感じは。

 

アクティビティ自体、あんまり好きじゃないぼくですが、もし「授業内で、子どもたちのためにアクティビティをやってみて」と言われたら、ぼくなら、ちょっと現実味なさそうですけど、そうですね、

アクティビティ関係の本を何冊か子どもたちにポイっと与えて、「これらの本を参考にしてもいいから、みんなが楽しめるアクティビティを考えて。で、やってみせて。時間は13:45まで。どぞ。」と目標提示だけして任せちゃいますね。

 

絶対、その本の中にすでに書いてある予想を覆す結果が生まれるから、楽しいと思うんですけどね。