失われた3年間

 

中学校からだったし、中学校だけの経験だったと思う。

「家庭学習」という仕事の存在は。

仕事と言っても、まあ、いわゆる宿題だ。

各教科から宿題が出ているのにも関わらず、

学級からの宿題として課されていた。

 

1日A4ノート1ページ、教科の何かしらの内容を書いて埋める。

ミッションはそれ。

つまりは、ノートが文字や図で埋め尽くされていれば、担任は喜ぶのだ。

「お、勉強しているな」

「次は良い成績を残せそうだ」

と。

 

だから、

「こんだけ書いとけば十分でしょ」

と自分のためではない他の誰かのためにやる雑務だった。

 

圧倒的に

量>質

だった。

 

学ぶ自由が制限されていたために、

学ぶ行為を喜ぶための宿題

ではなく

与えられた課題を終える達成感を味わうための宿題

だった。

 

あの3年間の家庭学習を、未だに根に持つ。