憧れの教師像
ぼくがかつて憧れていた理想の教師像って、
「授業がうまい」
「みんな(こどもたち)と仲良くする」
だったと思う。
まあ、でも、院に入ってからは
別にそうじゃなくてもいいよなあ、と
思うようになった。
「もっとシンプルでいい」と思うのと同時に、
と言いつつも、アレとコレとソレと..
とにかくある複数の要素は捨てれないよ!
と、断捨離できない状態ではある。
しかし、これだけは実現出来たらなあ
というのはある。
それは、
子ども(たち)が教師(自分)を前にしても
教師(自分)に対する不満を言うことができる
そんなことを可能にする教師は目指したい。
西川先生を見て、そう強く思いました。
西川ゼミには毎年「個性の塊」が集う、もとい、ゼミに入る。
あの西川先生にM2の学生は強くものを言うことだってある。
それは個性が強いからではなくて、
きっと、先生がその行為を許す雰囲気を
巧みに構築しているからだと思う。
振り返ってみるとおもしろいなあと思えるエピソードがあって、
先生が、「どういう授業をすれば、もっと西川ゼミに学生が入る?」と学年ゼミ前に尋ねてきたもんだから、当時のM1(現M2)は、
「ぶっ飛んでることを言うのは控える」
「『』を前面に出しすぎ」
と、本人を前にアドバイス(説教)をしていた。
少し落ち込んだ様子でしたが、
特に誰も気にしていなかったのは、今思うと
なんて冷酷な、と時たま思う。
いずれにしても、この環境、ぼくは好きだ。
指導者に容赦なく言えるという
人間関係。
人によると思うが、
学校での教師と子どもの関係は
こうであるべきかなと思う。
あ、もちろん、節度は守ってね。
会社の部下と上司の関係もこうであれば
いいなあと思ってみる。