ノット カテゴライズ教育

 

今の高等学校は、教師が一斉授業をする前提で生まれた教育機関でしかないよなぁ、と思う。

 

そもそも高校入試で子どもをカテゴライズしている時点でそう。

下位層には下位層に合った一斉授業、

上位層には上位層に合った一斉授業。

 

そうしないと授業が成り立たないという前提のもと。

 

教室という密室に閉じ込められた子ども集団全体に対して同じ内容を、同じスピードで授業しなければならないという考えがそうさせているのでしょうけど、誰も一斉にしなさいよとは言っていないんですけどね。

 子どもの学びが確立してればいいだけの話であって。

 

あ、ふと思い出した。わざわざ自分が入れるレベルの高校に通うため、片道1時間をかける子もいるわけです。僕自身も、当時、自分のレベルに合った進学校に通うため、片道電車で20分、チャリで40分もかかるところへ通ってました。

 

自分と偏差値がだいたい同じレベルの人が集う高校へ。

 

今思えば、あの当時、個別最適化された授業が行われていたのなら、わざわざあんな遠くの学校へ行かずに済んだんだろうなぁ、と。家の近くの学校で十分だったはず。

別に高校時代を否定しているわけではない。

あれはあれで楽しかった。

価値のある友人との出会いもあった。

酸いも甘いも貴重な恋をした。

思い出は思い出で、しっかり焼き付いている。

 

でも、

偏差値関係なしに、いろんな人と学校生活を送ってみたかった。

医学部医学科入れる頭脳を持っている人、

アルファベットをEまでしか言えないような人、

身体的障害により介護が必要な人、

母国語が日本語じゃない海外から移住してきた人。

とにかくいろんな人が散在している学校。

 

もちろん今のような一斉授業じゃ、その良さを潰してしまうからそこには注意していただいて。ぼくがその体験者ではあるが。

 

それでいろんな人と対話を通じて自分の学びを深めてみたかった。

 

Twitterに設置している質問箱に、以前

「もし過去に戻れるとしたら戻ってみたい?」

と質問されたことがある。

[https://twitter.com/canewland/status/1165826305377492993:embed#戻ってみたいですね。で、時かけチアキみたいに「未来からきた少年」になりたいです。 #peing #質問箱 https://t.co/ta0G1QeiY6]

 

と半分ジョーク気味に回答したが、

ぼくは今の知識を持った状態で高校時代に戻りたい。

できれば西川純や『』実践者も過去に引き連れて。

そんで、いろんな人が集う教室の中で、学びたい。