ツライ経験の蓄積=人生安泰
若いうちにツライ経験をしておけば、
この先の人生、基本下り坂だと思う。
25年生きてきて、いろんな修羅場・苦い思い出を乗り越えてきたと自負してる。
そんなぼくですが、
学部3年のときに通った自動車学校では、マニュアルの免許取得のために、不器用な体を駆使してなんとか実技も乗り越えた。
でもその裏話はなかなか酷い。
ご存知の通りマニュアル車には、ブレーキ、アクセル、そしてクラッチという3種類のペダルがある。クラッチに関しては、構造を理解しても実際に使うとなるとなかなか難しい。
ぼくはそれに苦戦して、毎回ガタガタ車を揺らしながら場内を走らせていた。何回もエンストさせた。
その度に教官は怒声を浴びせる。
この程度で?と思うかもしれないが、だいぶ気が滅入った。鬱まではいかないが、鬱になりかけた。それくらいなり怯えていたのだ。
修羅場テンコ盛りのカナダやニュージーランドでの留学を終えたばかりで、怖いものは何もないと思っていただけに不意打ちだった。
終いには、その教官は「君みたいな下手な人、初めてだよ」と嘲笑いやがった。
まぁ、それでプチンときて、
即刻「チェンジで」と受付に言い渡した。
「車乗れてるだけなのに、なぜいい気になってる?こいつは教えることすらもできないのか?」
という思いが先行して、衝動で。
でも、振り返れば、
そのツライ経験があったから、
今はそれが傘となって、いろんなものから守られている、そんな気がする。
若いうちにツライ経験を積み重ねるのは、わりと大事だと思う。
ただ、変なぼくだから乗り越えられてこれたけど、みんながみんな、そうとは限らない。
難しいお題だ。