こぼれている
政治面で日本のトップを務める人間がよく言う
「国民の幸せ」には、大多数の人が含まれていない。
少なくともぼくはこぼれている気がする。
彼らは、自分とそのまわりの人間さえよければいい
という考えがあるにちがいない。
と言っても、みんながみんな、そうだとは思わない。
ただ、一度転がり始めたら止まらないだけ。
だれかは、もしかしたら、ぼくの想像を上回る彼らの多くが、
止めようと奮闘しているのだけれど、
一向に止まる気配を見せなくて、疲弊しているのかもしれない。
トップダウンを体現したようなものだ、仕方ない。
根本から見直すというか、
「これでいいのだ」と未来ではなく今にだけ満足している人間を、そしてその状況を意のままにできる権限を持っている人間を追い出さない限りは、厳しい。