「教科」という括りなんてない。
ぼくが理想とするテストはいたってシンプルだ。
国語?英語?理科?
教科としてのそういう括りはない。
自分が将来就くであろう職業で実際に扱う基礎知識を抑えたテストがいいなぁって。
もし基礎で物足りなきゃ自由に発展問題も解けばいい、生徒の意志で。
その問題も、綿密なアンケート調査のもと作成する。
「あなたがこの職業に就いてから、『これだけは学んでおけ!』、『これを抑えとくといいよ』と自信をもって言える分野があれば教えてください」
という質問をし、思う存分書いていただく。
そしてそのデータを分析し、そこから職業別にテストの作成。
ついでに常日頃解けるような問題集も作成してしまいたい。
で、生徒に、好きなときに好きなようにやってもらう。
そんな理想がある。
「自分が将来就く職業を見据えてって..途中で気持ちが変わって、別の職業を目指すことになったらどうするんだ!」
という考えもあるだろう。
そうであれば、それに備えて、その分野の勉強をすればいい。
と言っても、難しいかそれは。
経験上、将来の夢って大きくベクトルが変わることはないかなぁと思う。
でも中学校以降、今と比較すればそこまで将来の夢はブレてない気がする。
教育系出版社、塾講師、公立校教師、英語を使って何かを教える仕事、、
「何かを直接的・間接的に教える」という軸は変わってない気がする。
と言ってもこれはあくまでぼくの事例に過ぎないので断言はできないが。
だからこそ、中学校、早ければ小学校の段階で
キャリアというか将来を見据えることができる活動が必要だと思う。
そうすれば、途中で変わるなんてことは起きにくい。
今のところ、まずはじめに考えるべきスタート地点は、
「将来、自分が幸せに暮らすためにどのくらい給料(年収)が必要か」
ですかねやっぱり。そう、西川先生がよくおっしゃるキャリア教育の第一歩の課題である。
こういうのやると、何が必要で、何が必要じゃないかが見分けれるようになります。
年収1000万だとして、、んー非現実的だな。
じゃあ30代で年収400万として。
え、案外少ない。
1000万の車?自分の幸せに必要ないかも。
高級腕時計?1万くらいので十分。
年収350万でも暮らしていけそうだな。
そして、その年収に見合った職業を探すようになります。
ぼくもある高校で実践しましたが、結構影響はでかかったです。
キャリア教育って、難しそうに見えて、案外シンプルなのかもしれないと思った瞬間でした。
で、その中でマッチした職業に的を絞って、
徹底的に対策する、自分が就きたい職業に向けて。
何も専門性を磨かないでようわからん一般的な基礎・基本を見据えた教育・授業よりかは断然マシだと思うんです、ぼくのこの提案。
誰にとっての基礎・基本かが不明瞭になりつつある今だからこそ。
ちょっとおかしかったですかね。