キャリア教育の効果
ぼくの大学院の個人研究はキャリア教育です。
1月にある学会発表は間に合ったとしても、
学会誌に載るかどうかは、正直難しいところです。
というか寄稿に間に合うのだろうか..。
結構詰め詰めな研究計画になっていて、
もっと早くから手を打っておけば、と自分を責めている、今日この頃。
そんなキャリア教育ですが、1つ疑問がある。
例えばなんかのキャリア教育に関する授業実践をしたとしましょう。
「自分の人生について深く考えるきっかけ」を与えるような、そんな授業。
でも、その授業実践が効果があったかどうかなんて、
正直測れるわけがない、と実は思ってます。
厳密に言えば、その実践のおかげで、とは言い切れないのです。
その実践のあとに行った、手の込んでいない何気ない授業が実はその効果をかなり後押ししているなんてこともあり得るし、家に帰った後の母親の一言が自分の中にある何かしらのエンジンをかけてくれたかもしれないし。
まあ、キャリア教育に限らず、
どの実践も結局はそういう可能性を秘めているんですけどね。
でも、そんな屁理屈ばかり並べても埒が明かないので、
キャリア教育実践後に、「果たしてそれは効果があったかどうか」を調べるために、事後アンケート・事後調査等をします。
事前調査と比較して、
「ほら、これだけ意識かわりましたよ」て落とすためです。
でも、実際は、いろんな要素が含まれているはずなんです。
と言っても、それしか方法がないから仕方ないのですが。
個人的なぶっとんだ意見は、
自分の人生を終える、いわば死ぬ直前に、
自分の人生を振り返ってみて、
「あぁ、結局はあのときやったOO実践のおかげでここまで幸せな人生を送ることがだできたのだなぁ」
となれば、その実践の成功が認められるのかなあと思ったりもする。
極端な話ですが。
直後じゃない、
長いスパンを乗り越えたその先で、はじめて調査をするんだ。