学校設立は難しいという結論

昨日の学年ゼミで、西川先生に

「学校を設立するために必要なものはなんですか?」

と聞いた。

「物理的に、学校というものを設けなくてもいいですよね?」

とか、そういう感じで聞いたんです。

 

というのも、

昨日のブログにも書いたが、

どうしても自分の目指す教育を実現したいという思いがあるからです。

それも、一条校というルールだらけの世界から外れた、そんな学校。

だから、将来的に、妄想ではあるが、現存のN校を凌駕するような学校を設立したい、という想いが、最近あります。

 

だから学年ゼミで質問した。

 

そしたら、こんな例え話から始まり、アドバイスを受けた。

自分のためにも会話形式で表記してみる。

 

西:或る金持ちが、別の金持ちに

「ヨットて、いくらくらいですか?」

と聞いた。

そしたらそのヨットを所有している金持ちはこう答えた。

「それを聞くようでは、あなたはヨットを買う資格がない」

と。

つまり、「ヨットはいくらくらいあれば買えるかなぁ」と思っている状態では、買うべきではない。そういうのを考えなくてもいいくらい財力があるやつが買うべきなんだよ。

つまり何が言いたいかというと、「学校を建てるにはどうしたらいいか」と聞いてくるようでは、学校を建てるべきではないんだよ。

じゃあどうしたらいいか。それがわかる人間と組むんだよ。

もしくは、それがわかるような組織に所属して、そこで学ぶんだよ。

(バックに財力がある)組織・人(バックに財力がある集団)の手伝いをするのもありだと思うよ。

 

普通の人間が学校を設立するのはできないと思うよ、あまりにも危険だから。

 

僕:でも、バックにつくってことは、

自分のやりたい教育ができないってことじゃないですか?

(誰かの傘下にあるから、自由がきかないという意味で)

 

西:本にも書いたと思うけど、学校の中で、若い教諭・平教員だからといって、何かができないってわけではない。よく、校長や教育長にならなきゃできないって言われるけど、違う。

たとえ権力を握ってても、その決めたことに賛同できる(動いてくれる)人がいないと、状況は変わらない。

物事を動かすっていうのは、「どこかの職階だから..」というワケではなくて、一連の流れの中で、同じヴィジョンを共有した人間だけが物事を動かせれるんだよ。

そうなれば、平教員であっても、教育長と同じ権力を握れる。

こうだい、お前が間違っているのは、己でなんとかしようとしているところだよ。

同じヴィジョンを持った様々な人と繋がることが大事なんだよ。

 

てっきり、「いいんじゃない」と激励の言葉と一緒に、具体的な方策を教えてくれると思っていたから、少し残念だった。

そういえば、今年の冬も、これと似たようなことがあったなぁ。

「学校を経営してみたい」と軽はずみな気持ちで言ってみたら、

 

「お前が思うほど簡単じゃないよ」

「リスクがでかいよ」

と。

 

そういうもんなんですかねー。

 

「小さい池(組織)で大きくなったら(財源確保・最大限までつながりをつくる)、独立して、別の池(ちがうマーケット)に移るのはどうなのかな」

と思ったが、これはまた次回聞こう。

 

思ったことは、先生には、会話形式の中にでてきた考えがあるから、

大学という大きな組織の中で、

30代で学部に学習臨床コース、40代で大学院に専攻を立ち上げることができたのだなぁ、と。

 

んー。