キャッチ アンド リリース

今日は宣言通り、語り直しでした。謝りました。

というのも、ぼくが『』をしている理由をそこまで深く語ってこなかったために、

この3週間、歪な『』が形成されていたからです。

全員達成されてても、なんか違和感があり、

その蟠りがから実は心から喜べずにいました。

 

リセット、リスタートの意味もこめて、

語り直しました、改めて。

 

本当は15分ほど語りたかったけど、飽きられちゃうんでしっかり5分におさめました。

 

必要な時に人の力を借りられる能力、

それを必要としている人に手を差し伸べられる能力

 

そしてこれらがあれば、どんな苦境に出くわしても、生き延びることができるし、

結果的に幸せな人生を送ることができること

を断言しました。

 

ここだけの話、思い切って、

「この英語と言う教科、ここにいる全員に習得してほしいと、ぼくは思っていないです。この英語と言う教科内でぼくが渡す課題を達成していく中で、この2つの能力さえ培ってくれればそれでいいです。」

と話しちゃいました。

 

今の公教育に蔓延ってる「全員に基礎学力を」に対する日頃の不満が、ついつい語りに出たのかもしれません。

 

さあ、生徒たちはどう動いたか。

 

最初の10分間、なぜかいつもより静かでした。

おそらく、最初の語りで、ぼく自身ここまで熱く語ることがなかったから、

生徒が「説教」と捉えたんですかね。

「うわ、この兄ちゃん、怒っとる..」と。

そんなつもりはなかったのですが。。

そのせいか、私語がめちゃ少ない状態で、学び合ってました。

ちょっと不安に思いましたが、時間が経つと、いつも通りワチャワチャ学び出しました。

 

また、課題の中にリスニング問題を入れてたため、

本日はタブレットを4枚用意し(本校使用可能枚数ギリギリ)、使ってもらいました。

これまでは、課題をそっちのけで、カメラ機能で遊ぶ人が結構いました。

そして、遊んでるだけなのにグループで独占し、タブレットを本当に欲してる人が課題を解けずに時間が過ぎていく..という状況がかなりありました。

でも今回は違った。

目的(リスニング問題を解く)遂行後、自分で必要そうな人を探して、「ほらよ」と渡しに行ったり、ぎこちない身振り手振りで渡しに行く人がいて、感動しました。

感動は大げさかもしれません。でも「普段全く話をしない人」同士でこれが起こったので、嬉しかったです。

 

前回同様、自分の力じゃ解けないって人は、わかる人のとこにいくし、

逆に、分かる人が教えに行くというシーンも見られました。

 

それでも全員達成が叶いませんでした。

残り3人というところだったのに..

 

ここから察するに、このクラスの大きな課題としては、

「全員達成」を目指す母数が少ないということ、

そして、目指してはいるが、なかなか一歩踏み出せないでいる、というところかなと。

「普段絡まない人たち」で固まっているもんだから、教えたくてもなかなか動き出せないんだと思います。

まあ、でも、これも結局は乗り越えないといけない試練です。

 

長~い時間が解決してくれるか、

それともその時間に逆らって誰かが突破口を開いてくれるか。

たのしみです。