延長された次のステージ
ラトガーズ大学のヘレン博士によれば、
恋愛の情動は、肉欲→心酔→愛着
という順に変化していくそうです。
第1ステージの肉欲は、いわゆる性欲ですね。
女性の脳はよくわかりませんが、
生物学的に、男性は特に当てはまるかと。
第2ステージの心酔では、その人のことを忘れられなくなる状態で、なんでも、良いところしか目に入らなくて、幸福感で満ち溢れているんだとか。
付き合いたてのあのフワフワ感もまさにここかな?
その期間はおよそ3か月~1年間。
幸せの期間でもあるが、ここが運命の分かれ道。
本当の意味でお互いがフィットしなければ、
どちらかがその相手を嫌う結末が待っています。
別れる人の多くが、ここで脱落する。
でももし、ここを乗り越えられれば、
最終ステージの愛着へ行くことができる。
ここはもう二人の関係性が安定している。
子育て(子孫繁栄)と言う長期にわたる協力関係が締結されているからだ。
さて、今のぼくは、どうだろう。
今の婚約している恋人とだ。
きっと3段階で区切れば、もちろん「愛着」の枠に入っている。
でも、5段階で区切れば、限りなく「愛着」寄りの「心酔」ステージな気がする。
心はお互い愛着にあるが、社会的地位・状況が、
そのステージに見合った関係性を阻止している。
わかりやすい表現で言えば、
4年制大学を1年休学してしまい、卒業要件を満たすために
大学5年生で卒業した過去のぼくのよう。
もしくは、
ある自治体から採用を約束されているけど、
「大学院修了までもう1年待ってください」
と昨年から採用延長制度を利用している今のぼくのよう。
諸事情で、どうしても次のステージへ行けない、そんな状況。
まあ、これもあと数カ月で解放され、
正式に次のステージへ移れるのは、そう遠くない未来。
とは言っても、歯がゆい状況。
時間には勝てない。