『語り』テクニック、一時解除

今日でとりあえず、連携校での授業実践はおしまい。

本来であれば、M2のぼくはもう行かなくていいのですが、

きっと研究室と寮を行き来するだけの生活には飽きると思うので、

1月からも週1くらいで行けたらなと思ってます。

担当教諭からも「是非お願いします」と依頼を受けているので、

その気持ちに応えたい。

 

また、その担当教諭も、最近『』に関する質問を多くするようになりました。

ぼくがいなくなるまでに、『』のことをもっと知ってもらい、

最終的には日常的に実践してもらえたらうれしいなぁ。

 

そんなこんなで、今日は授業実践最終日でした(仮)

 

最初の語りで、

「最近、『全員達成』見れてないから、最後くらいは見たいなぁ」

なんて言ったら、結果的に制限時間の10分前に終わりました。

よく頑張ってくれました。

課題もそんなに早く終わるように設定していなかったので、

ビックリしました。

やればできるじゃん、と思いました。

 

ただ、嬉しい反面、それでも丸写しの子がいたから、ちょっと複雑な心境でした。

 

丸写しをした子に対してではなく、

それを良しとした集団

というか上位2割の子たちに対して。

 

それを知っていながら、見て見ぬふりをして、

「終わりました!」

という雰囲気が滲み出ていたから、それはもう余計に。

 

そのとき、久々に

「あれをやってみるか」

と決断。

 

テクニック尽くしの『学び合い』

(工夫された声かけ、板書、立ち振る舞い)

は、ある時点から遠ざけるようになりました。

「小細工なしの、思ったことをストレートに告げる」スタイルの、

シンプルな実践をするようになったのは、今年の2月くらいから。

 

でも今日、その封印を解きました。

全員達成を終えたみんなに、最後の語りで、

「すごいね、今日は全員達成できたじゃん!

じゃあ、確認テストしてみよっか。

今日特別に作ってみたんですよ。

みんながわかった状態でネームプレートを動かしたなら、

みんな8割は取れるよね!」

と偽のテスト用紙を見せました。

 

上位2割の

「あ..やべ..」となってる苦笑い顔は

必見です。おもしろいです。

 

つくづく腹黒いというか、ドSな性格してるなぁ

と自分を憐れむ。

 

そのあとに、全員達成の必然性を語りました。

 

とりあえず、1月までの空白期間で

彼らが少しでも進化していたなら、掟破りのテクニックを使った甲斐があったと思える気がする。