教採の勉強が与えてくれたもの

教採の勉強を始めたのが、学部3年のこの11月、12月あたりから。

 

教採には、教職教養っていう試験があって、

「教師として、知っておいてくださいね」というものばかり出題される。

 

今振り返れば、個人的に「あれって重要だったんだなぁ」と思える分野は、

教育心理教育史かな。

 

教育心理は、人間の性格の傾向、行動の傾向などを、

専門用語と一緒に学べた。

 

教育史も、誰がどんな教育を研究してきたかとかを学べた。

 

「学べた」というより正直「覚えた」だが。

というのも、試験では

「OOとは誰のことか?」のように

1問1答式であるから、深く学ぶ必要がないのだ。

そのくせ範囲は膨大だから、深くなんてやってられなかった。

 

教育心理は内容は本当におもしろいから、もっと時間を費やしたかった。

それに、『』を学ぶ上で、「あったほうが良い知識」

だと思うし。

 

そして教育史が重要と思える理由は、

ここ西川研究室に辿り着くきっかけの一つだからだ。

経緯はこう。

 

教採勉強のときに何度か目にしたイエナプランという文字

名前になんかクセがあるなぁ、ちょっと調べてみよう

おもしろそうな授業スタイルだなぁ、

でも卒業後、オランダ行って学ぶのも冒険過ぎるなあ。

これと似た手法、日本のどこかでやってないかなぁ

新潟県..上越教育大学..西川純..『学び合い』..

教師は教えない..幸せ..『一人も見捨てない』..

ファンタジーやな。なんか、こっちの方がおもしろそう

 

という出会い。

 

教採の勉強って正直ほとんど意味ないけど、

こういうきっかけをぼくに与えてくれた部分はあるから、

憎めない。

 

ただ、もうちょっと方法はあるし、

改善の余地はあると思うが。