悪知恵から得た最後の交通費

今日から1週間の帰省。

 

帰省のときだけ、その交通費をくれる母親。

「今回は新幹線で帰ろうかなぁ」

とLINEすると、

「じゃあこれでお土産代も」

と、普段なかなか目にすることのない『学問のすゝめ』の著者が描かれた紙幣を%△⁑枚振り込んでくれた。

 

ありがてぇ、と思いながら、

「もしここであえて鈍行を選んだら、それなりのお金が余るよなぁ…」

「今月来月と、出費すごいからなぁ」

とちょっと貧乏くさい考えが芽生えた。

 

いろんな葛藤の末、

 

「母さん、やっぱ俺、鈍行で帰る!」

と振込後に訂正のLINE。

 

「りょーかい、いずれにしても気をつけて」

との返事があった。

 

そして、片道10時間の帰省をすることにした。

そして今はまだその三分の一の道中。

 

悪知恵っぽさが出た、旅の始まり。

 

なんやかんやで、学生という身分で故郷に帰省するのはこれで最後なのかな。

次は(やっとこさ)社会人になってから帰るから、当然交通費も出ない。

 

そういう意味では趣深いよ、このお金は。

 

そしてこの帰省、良いものにするよ。

 

てか、

毎回ブログのタイトルは、文を書き終えてから付けてるんだけど、今回のものは小6の道徳に出てきそうな題名だな、とふと思ってみる。