こびれついた貧乏性

ぼくは普段,外食はしません。

 

基本,スーパーかどっかで食材を買って,

自分で料理をするようにしています。

 

貧乏性と好奇心がそうさせているのだと思います。

 

貧乏性に関しましては,

大学院生ということもあり,とにかくお金がない。

特にこの時期は,出費がすごいんです。

次の居住地契約金,旅行代,,

だから,

「ここで今,あえてみんなとご飯に行かないという選択をすれば,実質1000円浮くのかぁ。てことは,来月の旅費にその分を回せれるから..」

「ここでこの誘いを断れば,500円が手に入るのか」

というふうに何事も考えてしまいます。

まあ,学部生のときもそうでしたが,多少はね。

 

もちろん,誘いに乗る場合もあります。

「今回くらいはいいか」とちょっとした気の緩みが生じたときは,グイグイ付いていきます。バクバク食べます。

ただ,これまでご飯の誘いを結構な頻度で断っていますが,あれは慣れないですね。

申し訳なさがこみ上げる。

 

 

もう一つの好奇心に関しましては,

「あそこのレストランの料理を食べるくらいなら,自分で作ったほうが絶対コスパ良い」という傍から見たら貧弱な自信があるからです。

ネットでレシピを調べ尽くす,ということはなくて,

どんな感じの材料・調味料を混ぜればその料理ができるかを本当に軽く調べて,あとはご想像にお任せ状態で作る,この冒険がたまらなく好きなのだ。

不味かろうが美味かろうが,とにかく未知のレシピを創り上げている自分が奇妙な世界で一生懸命試行錯誤しながら味付けをしていくあの時間が,幸せなのだ。

 

そんなこんなで,料理は好きだし,外食はしない。

 

ただ,いずれ一緒に暮らすことになっている婚約者には,この価値観は押し付けたくない。だから,「たまにはどっかにご飯行こう」と言われたら,「行こう!」「どこ行く!」「ここ行こう!」とちゃんと外食するつもりだ。

これはあくまで,ぼくの奇癖に過ぎないわけですから。