豊田社長の街とぼくの街
だいぶ前の話ですが,,
豊田社長が,
「街づくり宣言」をしたときは大いにびっくりした。
この「街づくり」って,大学生とかがゼミでやる,「観光」の意味の街づくりではなくて(そういえば学部1~2年は観光系のゼミに入ってたからこういうのやったなぁ),物理的に目で見える,本当の意味での街づくりである。
え!地図にない状態から,街って新しく作れるの!
と思い立ったぼくは,
「ある程度要件を満たし,国に申請すれば,どこにも属さない自治体を作れる」という仮説のもと,”街の作り方”でいろいろ調べたけど,なかなかクリーンヒットするような情報はなかった。
おそらくこの実証都市は,もともとそこにあった工場が閉鎖するだけで,所有権はそのままだから,その敷地内で街づくりができるみたいですね。
だからもちろん管轄は県でもあるし市でもある。
税金も払う。
という認識で大丈夫だよね?
そりゃそうだよね。
そんなうまい話があるわけない。
できたとしたら,今頃バンバン新しい街ができているはずだ。
でも,このトピックはぼくに新たな発想を与えてくれた。
君ならどんな街を創ってみたい?
そういう問いが自然と芽生えた。
一瞬の迷いもなく,即(自分の中で)(回)答した。
お互いの「得意分野」を通貨にできるような,そんな街。
「得意分野」がなくても誰も見捨てられるのことのないそんな街。
これにつきる,ぼくの場合はね。
といっても,
得意分野=通貨,は正直まだ自分でもよくわからない。
このブログを書いているときにポンと浮かんできたものだ。
得意分野が通貨,だから日本でいう「円」になるのだろう。
自分の「得意」を活かすことで円あるいはポイントが渡されるそんなシステムをぼくはイメージしているのかも。
または,極論,お金という概念がない状態でも暮らせる,そんな街なのかもしれない。
物々交換で生計を立てていたあの遠い時代に,
ぼくが経験したことがないあの「人類最古の交換ルール」が存在していたあの時代に,そこはかとない憧れがある。
見捨てられない世界は,まさにモロ『学び合い』の世界観。
「見捨てないことが徳」ではなく「見捨てないことが得」の世界。
そんな二つの考えが柱の世界街を,ぼくは創りたい。
まあ,簡単に言ってしまえば,
ぼくが好きな考えが詰め込まれたオリジナリティがない世界ですね(笑)
ダニエル・ウェグナーの「トランザクティブ・メモリー」
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西川先生の『学び合い』
素敵だよなぁ,とぼくは思う。
何かの手違いで,「じゃあ,創ろうよ」とぼくにフォロワーができたら幸いだ。