井の中の蛙,実際を知らずとも武器はある。
ぼくが通っている大学院では,3,4か月に一回,
「あなたは教師として学級内で良好な人間関係を築けますか?」みたいに,大学院での日々の学びを通じて,「じゃあ現場に出たらOOはできますか?」のようなアンケート(自己評価)調査が行われている。
「現場経験15年以上の経験をもつ実務家教員」が,「近隣の自治体が作成する調査内容」を参考にしながら作成したものである。学習指導,生徒指導,学校運営・学級経営の分野がベースの,(良い意味で)たったの3~4問で構成された「非常にコンパクト」なアンケートである。
秀逸なアンケートである。
ここの教員はすごいなぁ,といつも思う。
M1からこれまで,真摯に答えてきた。
おそらく,自己評価はずっと変わってないと思う。
つまり,おととしの夏の終わり頃に答えたものと,
最近回答したものとは,総合的にほとんど変化はないんです。
どれも「A.十分できる」をOで囲んでいる。
自己分析してみるに,
現場に出てみないとわからない,話はそれからだ
という野蛮的で,楽観的で,短絡的で,冒険的な気持ちがどこかにあるんだろなぁ,と思う。
西川先生との対話を通じて,『学び合い』が 万能であること どの教育・授業よりもマシであることを知るのは,そう遅くはなかった。
莫大な実証的データが裏付けされた『』。
実践してみるまでもなかった,は言い過ぎか。
でも,自分で実際にやってみて,「間違いない」と思った。
学習指導のみならず,学級経営,生徒指導,,
様々な分野で網羅できるものだな,と確信した。
だから,これまでのアンケート,ほとんどを「A」に囲んできた。
『』がぼくにはあるから大丈夫だろう,と(笑)
(もちろん,「B.ある程度できる」にも囲んでる箇所も,あるのはある。でも,どんなに低くても「B」のはず)
これは怠慢なのか過信なのか,あるいは,,
たぶん上記のどっちかだろうけど,
とりあえず早く現場に出たいのが本音。
僕の場合,本当の自己評価は,それからだと思う。
現場に出て半年後,つまり10月入る前くらいに,
もう一回独自でこのアンケートをやってみる。
質問項目はそのまま。
回答の記述は,
A.十分できている B.ある程度できている
C.あまりできていない D.できていない
に変更する。
ぼくはそのころには,
どういう回答をしているんかなぁと,
未来の自分が興味深い。