オペラント条件付け,失敗

何かを達成したいものがあったとしてみよう。

例えばそれは,継続的にやらねば,成し遂げられないものだとして。

 

ぼくの場合,どこかの段階で,必ず怠る時がある。

そしてサボった暁には,

「今日は仕方ないんだよ,ドンマイ。だってさ,」

と自分の中で,何個もの『言い訳』という商品をお店の前に拡げて,

商売を始める。

 

どれにしようかな。

 

そして,その中からもっともらしい言い訳を一つピックアップして,合理化を図る。

 

これにて,サボりが常態化するのだ。一件落着。めでたし。

 

 

 

これまでの人生,その習性によって何度挫折を経験してきたことか。。

 

このままではいけないと思い,

今やっているある課題を怠ったときは,自分自身に罰を与えることにした。

つるまるところ,自分に対するオペラントの条件付けである。

 

「もしOOできたら,XXをしてもよい」とか

「もしOOを怠ったら,△△を禁ずる」とかをしていくことで,

ご褒美目当てに,あるいは罰を避けるために,

課題達成を目指すというメカニズム。

 

ぼくは後者のパターンにした。

自分自身にご褒美を与えるより,

罰を受けた方が続けられるだろう,と考えた故。

 

でも,2週間ほどで怠ってしまった。

「さあ,自分が設定した罰を受けるか」,となったのだが,

いざ受けてみると,大したことなかったのだ。

 

痛くも痒くもない罰だったのだ。 

 

これはイカイカンと思い,

新たにきつい罰を設定することにした。

 

「もし怠ったら,恋人に会ったときにディナーへ連れていく」

「もし怠ったら,1000円罰金」

「もし怠ったら,筋トレとして腹筋100回,腕立て100回」

 

思いつくものすべてが自分に得でしかないのだ。

ディナー?自分のお金は無くなるが,好感度は上がる。

罰金?結局は未来の自分用の貯金でしょ。

筋トレ?見た目良くなるだけやん。 

 

無意識に,思いつくものはそれらばっかだった。

 

つくづくぼくは,自分に得になるように罰を設定するようなずるい男に過ぎないなぁ,と呆れてしまった。

行動自体はストイックなのかもしれない。

何かに向けて結果を出そうとしてるわけだから。

 

ただ,蓋を開けてみれば大したことがないのだ。

 

 

何を犠牲にすれば

少しは焦って,本気で,危機感もってやるのかな

と,今一度自分を見つめなおしてみる。