アフォーダンス理論
アメリカの心理学者 ジェームス・ジェローム・ギブソンによる認知心理学の用語。
アフォード(afford)から来ていて,
「与える、提供する」の意味を持つ。
ギブソンの言うアフォーダンスは
「人と物との間に存在する関係そのもの」である。
例えば、引き手のついたタンスについては
「このタンスと私には引いて開けるというアフォーダンスが存在する」
という関係がある。
でも,現在のアフォーダンス理論は,
ドナルド・アーサー・ノーマン氏が出した著書によって,本来のアフォーダンスと
異なる意図で世間に広まった。
人とモノとの関係性(本来のアフォーダンス)を
ユーザーに伝達・ヒントを示すこと
というものにしている。
例えば,「ガラスが割られるのは,そもそもが,ガラス本体が割られたがっているように見える」のように,目に見えるものは何かしらの行動を喚起させるシグナルを送っている,というそんな理論。