クイズ番組の司会と教師は似てる
最近テレビをつけると,
クイズ番組が,まあ,多いこと。
昔は好きだったけど,今となっては,聞き流し程度につけておくか(一人暮らしの無音は寂しいので),チャンネルをすぐに変えてしまうようになった。
理由は一つ。
「テレビをつければ,必ずクイズ番組が映るやんけ」
と,限られたチャンネル数の占有率がどうも気に入らない。
NetflixとかAmazonPrimeに登録してないので,見るのが限らている。
ぼくにはリモコンの,しかも限れらた数字しか押すことができないのに! と,私情をぶつけている。
もう一つの主な理由は,
クイズ番組の醍醐味,「へぇー!そうだったんだ!」という新しい発見,そしてそのときの衝撃が随分少なくなったからなのかもしれない。
「いや,その問題,わしには既知やで,既知」
とか
「前,ネットサーフィンしてたら,
それと似たようなネタ,見聞きしたなぁ」
なんて一人寂しく,リビングにて液晶画面につっこんでいる。
新しい番組に対してグダグダ言うようになって,
ひどく老害化したなぁと自分に対して少し悲しくなる。
まあ,いちいちクイズにしなくても,
何気なしに日常の中で見つけた豆知識の方が,
ぼくは好きだなぁ,ておもいます。
そう言っておきながら,クイズ番組の特徴は,
なんとなく掴んでいるいるつもり。
嫌よ嫌よも好きやないの,自分。
「出題者の司会」と「解答者のひな壇芸能人」が主な構成メンバー。
解答者がたまにボケて,あるいはちょっと捻った答えを言って,司会がそれにツッコむ,そして積極的にいじる。
そうそう,クイズ番組って,不思議なもんで,
解答者から出題者に対して,
「さっきからツッコんでくるけどさぁ,
じゃあ,司会のあんたはカンペなしでさ,答えわかるんかい?」
という反抗シーン,ほっとんど見ない。
あるとしたら,それはクイズ番組なんだけど,ちょっと趣旨が異なった番組に違いない。
「例外はあるけど,通常ではありえない」
ってことで,話を進めていこう。
でも,それは当然であり,そうあるべきなんです。
定められた尺の中で,笑いあり,ドラマあり,スリルありの高品質のコンテンツをお茶の間に提供することが,その番組全体の目標なわけですから。
純粋に視聴者も,両者のよくわからない絡みを求めてないですし。
それに反して自由気ままに反抗してたら,視聴率は獲得できない。
一部の粗相が原因のはずなのに,全体のイメージダウンに繋がるから,必然的に今後の自分らの出演本数にも関わってくる。みんな必死なのだ。
(芸能人じゃないのに,それっぽく推測してみた)
そう捉えると,あのテレビの向こう側の,
演者がいるスタジオには,「チーム」的な雰囲気があるのかなって。
スタッフとかディレクターはサポーターで,
司会が主な監督者。
結論,「司会ってハンパねぇ」
という,語彙力低めの最大の賞賛が口から出る。
『学び合い』でも,
本通りやってれば,上記に書いた「反抗」はないですね。
「先生,偉そうに言ってるけど,わかるん?」
からの,授業崩壊とかボイコットとか。
これまで生徒に聞かれることはあったけど,
素直に「この教科は専門じゃないからわからない」
と言っても,反抗されることはなかったなー。
「授業の最初にビジョンを掲げる教師」
という構図でも,
子どもたちって目標に向かって学ぶんだなぁ
って,いつだったっか思ったことあったっけ。