働いてから気付いたこと
買い物してると、
ついつい見ちゃうのが
お店に張り出さされてる「バイト募集中!」のチラシに小さく書いてある「時給」。
おー、そこそこいいねぇ
とか
まぁ、ちょっと安過ぎかな
てついつい勝手に品定めしてしまう。
好条件なら、
お!
と腕まくり。
心が踊るんですよね。
気分はまだ学生なのかも。
「この話、乗ろうかな」
と言わんばかりのその態度、お前はまだ学生かよとツッコんでしまう。
でも、実際に働いて、そこそこの給料を手にした現在を振り返って思うのは、
「学生という不安定で浮いた身分で、いろんなバイトを渡り歩く、そんな緩い永続的な生活も良かったなぁ」
です。
モラトリアム満喫欲、なんでしょうか。
早く働きたい!
と言い続けてた大学生・大学院生時代。
いざ、(まだ中途半端な状況ではあるが)現場に立つと、んー、と感じる。
この少し沈んだ感情は、子どもに会えないからだと思いますが。
ただ、一つの組織に囚われてると、学生時代のあの感じ、ほら、「あそこで働いてみたい」という軽い気持ちをそのまま具現化できないのだ。
「それなりの安定」と「そこそこの給料」の等価交換が、今の状況なのかぁって感慨深くなる。
このご時世、何を贅沢なこと言ってるんだと、ここまで書いて思う。
いや本当にそうですよね。
親に感謝です。
この仕事に感謝です。
ただ、欲はあってもいいじゃんか、なんて思う。