同僚は友達ではない

自分の職場には,年上の方はもちろんだが,25歳のぼくよりピチピチの若い先生もいる。寄り道をせずに,大学を卒業してすぐに現場に立った,ぼくとはまた違ったタイプの新採。2,3名ほどいるのかな。

 

全員,ぼくより年齢的に2,3つほど離れているのに,

ぼくはずっと敬語・丁寧語(「~っすね」等含)で話している。

 

タメ口(「~だよね」等)で話すことは,まあない。

 

フランクな雰囲気で話すことはある。

でもそれはぼくの性格なわけであって,

平等な接し方なんですね。

 

校長,先輩教員,同僚との接し方は,言葉遣いは違えど,「許容範囲のフランクさ」で話すというベースは覆らないので,気疲れがしない。いちいち気持ちを使い分ける必要がないので。

 

おそらく,この職場でのこういう微妙な関係性は,

ずっと続くのかなと肌感で予想している。

 

その年下の同僚たちとは,心許していろいろと思うことをシェアできる仲ではあるのだけど(ぼくの中では),それ以上の関係,例えば,「今度個人的にサシで飲みに行こうよ」という領域にはどうも踏み出せない。

 

 

どうやら超えていけない壁があるようでして,

踏み出そうとするたびに,小っちゃな警報音が鳴る。

 

よく聞くのは,職員室内の教員とは友達関係は築けなくて,結局は“ビジネスパートナー止まり",なんて言葉。

これまでは「本当かよ」と思ってたけど,本当みたい,と断定している。

 

なんなんだろう,この不思議な関係性は。

 

これまた不思議なのは,

「それでもいいかな」と思っている自分がいること。

 

ちょうど良い距離感なのかもしれない。

 

これが本当のソーシャルディスタンス,なんちって。

 

「あざとい可愛さ」と「くっだらないギャグ」に

ご満悦の様子の自分。

おわり。