年休を知らなかっただなんて..!
まだ勤務校は夏休み期間中。
来週から補講がポツポツ入ったり,
授業のついでに部活も始まるため,
生徒が登校し始める。
今の教師の状況としては,
「生徒がいないけど学校に来てる」
って感じでしょうか。
これだとちょっと語弊があるか。
教師は決して退屈してるわけではなくて,
この生徒がいない期間に,
2学期の授業準備をたくさんしておいたり,免許更新あるいは年次研修による講習を外に受けに行ったり,校内で行われる「OO教室」とかの発表資料を作成したり(ぼくもそのうち生徒に向けた「スマホ・ケータイ講座」をするんで,パワポ作成に奮闘中)します。
「この夏休み期間だって忙しいんだからね!」と豪語する人もいますが,ぼくが訂正するとすれば,「所属する組織(学校)に寄る」でしょうか。
受験にフォーカスした学校だと,それはもう講習とかで忙しいですし,「何のためにやっているのかサッパリ」というヒドュン共通認識が教職員全体にありながら闇雲になんでもかんでもやってしまう学校だと,そりゃあ忙しい。
そういう意味では,組織に寄るのかな,と。
あと,その組織内での「ポジション」も付け足しで。
教頭なんてもう目を背けたくなるほど忙しいし,
学年・学部主任は,特に受験生や就活生を控えてる生徒を受け持っていると,デスクワークや外回りが半端ない。
幸い,ぼくはまだポジションが弱いし,
勤務校自体も,「受験型」でなければ「ロボット型」でもない。
つまるところ,そこまで忙しくはないんですね。
ので,今のうちに時間単位で年休を消化している。
本来17時までが就労時間だが(県立校だと17時まで),
16時に「お疲れさまでしたー」と学校を出ている。
先々週から特にそうしている。今日も昨日もそんな感じ。
明後日も来週もそうするつもりだ。
「どちらかと言えばわざわざ17時まで残る必要がないよね」というのが明らかな場合は,年休使って早く帰るようにしている。
「その考え,間違ってないよ」という職場の温かい雰囲気と環境が,後押ししてくれる。ありがたや。
今日も16時に職員室を出て,職員玄関に颯爽と向かっていると,同期の事務職の子とバッタリ。
「あれ?もう帰られるんですか?」
と言われたので,
「年休使って,帰れるうちに帰らないとですよ~」
と言ったら,「年休?どうやって使えるんですか?」
と質問された。
どうやら,「年休」の取り方を知らないようだった。
おそらく教えてもらってはいるが,実際に取る機会がないまま夏休みに突入し,取るための簡単な手続き方法を知らないまま,これまでやってきたそうだ。
「事務職の事情はちょっとわからないんですけど,毎日17時まで残らないとやっていけないくらい今の時期は忙しいんですか..?」
と聞くと,
「いえ,この時期はそこまで忙しくないので,
全然早く帰れますが..」
とのこと。
すごい気の毒に思った。
「なんだって!じゃあ明日,その方法,必ず教えますね!」
と約束した。
勿体ない。
ぼくも今日までその事実に気づかなかったのが,これまた悔しい。