純粋無垢

僕が「死ね」だの「キモい」だど,

汚い言葉を覚えたのは、

割と早い段階ですが、小2。

 

近所の2つ上の兄ちゃん(当時小4)が声高々に発していて、なんとなくそれをカッコイイと思っている自分がいたもんだから、聞いたその日から使うようになりました。

 

ことあるごとに、死ね や キモい。

 

母親にも平気で使ってた過去の自分が

今ではもう恐ろしいよ。

 

 

今いる勤務校には聴覚障害を持つ生徒が在籍しています。

6月からずっと授業を担当しているから、

彼らがどういう生態か、だんだん見えてきた。

 

一言で表現したら,

「純粋の塊」ですね。

 

 

汚い言葉を彼らから全く聞かない。

生徒同士で戯れあってても、聞かない。 

コミュニケーション方法が,

「言葉」ではなく,「手の動き」だからなのかもしれませんが。

 

てことは,もしかして手話でしてるのかな?

異次元の世界で汚い手話を使ってるとしたら,,,それは知らなかったことにしておこう。

 

それにしても,あれだよ。

今まで接してきた生徒とは全く違う,無垢さ。

なんだろう,綺麗すぎるよ,心が。

 

 

猫を被ってる感じがしないので,

どうかぼくが見ている姿がほぼ素であってほしい。

 

 

そういう綺麗すぎる心の源泉は,きっと,

彼らが通うこの学校であり,この文化に違いない。

 

「綺麗で何より!」と思う反面,

純粋過ぎるが故,いろんなことで溢れている社会に出てからも,しなやかに強かに生きていってほしい。

対応できるように,ぼくもサポートしていきたい。