「わからない」が『わからない』
高校受験を控えている中3の子の
英語を受け持っている。
ただテストの点数はかなり伸び悩んでいる。
Hey, bro!とかマセた英語は好きだし,なんならパソコンのシステム(すべて英語で書かれている)をいじるのが好きな子だから,英語に対してアレルギーはない模様。
おそらく勉強としての英語が超絶苦手なのだろう。
マンツーマン式授業なので,
ぼくが徹底的に教える状態。
マンツーマン式授業の何が嫌かって,
「生徒の『分からない』に対して,教師自身,全くピンと来ない」のである。なんというか,ベストな教え方が見当たらない。
例えば,一般動詞について。
主語がyouのときの疑問文はDo you~?
だけど,
heとかsheとかthe dogになった途端,
Doesを使わねばならないルール,
英語にあるじゃないですか。
ただ,「使い分けができない」人の気持ちがぼくにはどうも理解できないんですね。
それにALTさんとかと話すとき,
DoesやDoを頭の中で判別することなく無意識に使い分けてしまっているぼくとしては,「使い分けと言われてもなぁ..」とさえ思ってしまう。
「三単現のときはー..」といろんな視点から説明するが,それでも生徒はピンと来てくれない。
それもそのはずなわけでありまして。
「熟達者は初心者の気持ちがわからないから,教師が一生懸命教えるくらいなら生徒同士で教えあった方がいいよね」という研究結果あるけど,今まさにその状況みたい。
大学2年生時の塾講師以来の体験ですね。
生徒が生徒に教える
絶対これの方がいいよな,と
『学び合い』から離れて半年,
改めて強く思う。
そうは言っても,「マンツーマンでも自分の力でなんかできたりして」「ぼくがスコアを伸ばしてみよう」という熱い気持ちはあるので,試行錯誤し続けるんですが。