Jack of all trades.
極論、授業の中では「教科」というものは
教えなくて良いと思ってます。
社会とか英語とか理科とかその他もろもろの教科ぜーんぶ。
一応ここでは「極論」で表現を丸めてますが、
正直な話、「極論」でもなんでもなくて、
「教科とかいう境界線、いちいちイラナイ。」
が、ぼくの本音です。
各教科という言い方はちょっと合わないんですが、
興味があったり将来必要だなと思える分野だけ
尖らせるつもりで学べば良いよねっていうスタンスでいます。
一応ほら、ぼく公立学校(一条校)の先生をしてるもんだから、「学習指導要領」に縛られている身分に過ぎないので、「1教えるか100教えるか(どれだけ教えるか)は教師次第」でしか自由裁量はなく、「教えるべきものは教えなさい」というレール上で活動する生き物なんです。
でも、生徒や保護者には
「いいっすよそんなの。」と言ってしまいたい。
特に、金輪際、絶対この分野に関わることないだろうなというのが明らかなのに苦手分野をなんとか「平均値」「標準値」に近づけようと奮闘している生徒を見ると、その感情が高まる。
それに時間を割くくらいなら、と。
いいんですって。
君が苦手とするソレは、トランザクティブメモリーがベースとなった環境であれば、簡単にカバーされるから。
「俺に任せときっ」
「この間、さんきゅ。あ、これやっとくよ。」
それでいい。
てか、そんな世界になってほしい。
君たちは、「必要に応じて他者の能力をうまーく借りれる力」と「幅広ーい人脈形成力」さえあれば、きっと豊かに生きていけるよ。あと、「基本的に自分のまわりの人間に手を差し伸べられる人ってクールだよな」っていう思考。
こう見えて案外器用なぼくは、全て自分の力で事を済まそうとするから、「他者の能力を借りるのはめちゃくちゃ大事よ」と言うには、説得力に欠けるんだけどさ。
ただ、考え方をガラッと変えて、
説得力のある態度、これからは培っていくよ。
未来の生徒、未来の自分へ。