アプローチの強要はよしこちゃん

以前、ツイッターでも呟いたのだけど、

 

生徒個人に対しての、「生徒に嫌われている先生が取るべきアプローチ」と、「生徒から好かれている先生が取るべきアプローチ」は、リンゴとオレンジくらい違うものだと僕は思うんですね。

 

生徒から嫌われている先生の言葉なんて、生徒にとってはほとんど価値が無く、なーんにも耳に入ってこないんです。だって、「言っていることが正しいかどうか」を精査・判断する前に、そもそも嫌いだから、もう論外なんですね。

 

一方で、好きな先生の言葉は、基本的にはスッと入ってくる。

 

先生ー生徒というより、

人の関係性はそんなものかなと。

 

だから、「そもそも生徒に嫌われている教師」が「生徒から好かれている教師」に向けて「君のあの指導は間違っている。もっとこうすべきだ。」と自分ベースのアドバイスを強くしたところで、「あなたはそれで良いかもしれないけど、ぼくがそれをやっちゃうとぼくも嫌われちゃって、ろくにコミュニケーションできる教師、いなくなるんじゃ?」と思ってしまう。

 

両者が目指す、「生徒にはこうなってほしい」というゴールは一緒だから、根本的に相反しているワケではない。

ただ、アプローチの仕方は違ってくるから、そこには「こうすべきだ」論は持ち込んではいけない気がする。

 

自分(教師)と生徒との関係性をまずは洗い出して、立場を把握する。で、自分が主力として対応するのか、それとも主力のバックアップ側に回るべきかを考える。

 

アプローチ方法、大事だよって話。

 

 

ちなみに、冒頭では「リンゴとオレンジくらい違う」っていう表現を使ってますが、英語にはIt's apples and oranges.という「全くの別物」というイディオムがあって、なんか不意に使いたくなって書いた次第です。