誰かの食べる姿が結局は刺激になる
ラッキーなことに、給食が出る学校で働けてるわけですが、コロナ禍なもんで、みんなで一つの大きなランチルームに集まって食べるという習慣が、昨年度からストップしている。
去年から、ずっと、各教室で、
担任と生徒がもぐもぐ食べる。
コロナ渦でも「黙って食べなさい」という雰囲気は今年はなさそうなので、ガハハと笑いながら自分のクラスの生徒と食べる、そんな今年の給食。これはこれで楽しいっす。良い子たちばかりなんで。
でも、そんな生徒の中には、
好き嫌いが顕著というか、
偏食気味の子がいる。
食べたくないものは、やる気がなければしっかり残す、そんな感じ。
ぼくが「お~い~食べろよ」と促しても、
「ムリっす」と拒む、そんな生徒。
でも今日は、その生徒の後輩(1個下の学年の子)が、苦手なアスパラかインゲン系の野菜を一生懸命食べる姿を目撃し、「俺も食わないとな..」と苦手な豆を食しはじめたらしい。
「らしい」というのは、そうなるシーンをぼくは見れていなくて、でも人伝に聞いて、その生徒の「挑戦中」のシーンから見ることになったからだ。
いわゆる後日談というか事後報告的な感じ。
むちゃくちゃ時間かけてたけど、
結局、なんとか完食していた。
教員や栄養教諭などの促しではなく、
仲間の姿でスイッチが入るなら、
「苦手な食べ物克服すっぞ」という食育面でも、みんなで食べるという習慣は効果あるんだろうなぁなんて思ってみる。
まあ、自分と関わりが強い人の姿は、
自分にものすごく大きな影響を与えるってことですね。
勉強とか授業とかでもそれは言えるわけで、
教師の「やろうぜ」より、
まわりの仲間からの「やろうぜ」の方が価値がある。
すんなりやり始めるんだもん。
あら、久々に『』っぽい発想を書いたな。
随分『』からは離れているから、
なつかしさがある。
と言いつつも、
「はやくさせてくれ」と毎日思っているよ。