倹約家のはすが今となっては。

大学院生の頃は、それはそれは生活が今よりも窮屈で、毎月口座に振り込まれる奨学金と微々たるバイト代で生活をしていました。

 

積立投資や楽天経済圏の知識は皆無だったから、

自分の口座に貯まっていく貯金を切り崩す生活。

 

海外旅行が近づけばザーッと引き出す。

車検が近づけばザーッと引き出す。

婚約指輪のためにザーッと引き出す。

パソコンが必要になればザーッと引き出す。

 

貧乏大学院生という割には、

そこそこ裕福な生活をしてたんじゃないかと

ふと思ってみる。

 

でも、よく当たる占いの本にも書かれていたけども、ぼくは「倹約家だけど何かを購入する際の一発がでかいから、お金の使い方に関してはそこに注意して」なんて書かれていたな。

「一発以外」は、本当に無駄遣いはしないようにしていた。

基本的に自炊でしたし。

 

注意してねと書かれていたのに、

過去を振り返れば、本当に一発がでかいな。

 

でも、野球だと「一発」がよく良い意味で使われているけどね。

 

「ここで一発逆転の..」というホームランとか、

「一球入魂」というピッチャーの球とか。

 

どうやらお金に関しては一発は慎重に扱わないといけないみたい。

 

そういえば、給料が安定的に入る社会人になってから、お金の使い方が荒くなったような気がする。

癖と化した自炊を除けば、オンラインショップで、「これ欲しいかも~」と思ったものは、だいたい1週間以内に買っている。

 

大学院生のころ、

「公務員になると、今より安定的にお金が入る。そして一発にさえ気を付ければ、倹約家が功を奏し、ぼくは誰よりもお金をコツコツと貯められるんじゃないか」って、思っていた。

 

未来予想通りにはならなかった今。

 

「欲しいもの」は永遠に湧き出る、これが社会人。