結局はファンをどう作るか
昨日、久々に外食をしてみた。
そうそう、ぼくって外食をあんまりしないタイプの人間なんですね。「店で出されている料理くらい、自分で作れちゃうよね」と思えちゃうくらいそこそこ料理はできるし、「外食にお金をかけるのはちょっと..」と考える倹約家。
もちろん、自分で作れないものはこの世にはいっぱいあるわけで。
要は、外食の決心をするときは、
食べたいと思ったものをどうしても自分の力だけじゃ
再現できないと諦めたとき
や
シンプルに作るのが超絶面倒な瞬間とか。
そういうときでしょうかね。
本当は、「ぼく?食のこだわりはないっすね」と格好良く言いたいのだけど、そんなわけがない。おいしいものは好きですしね。わりと甘党です。
と言っても、ここ数カ月は、晩御飯に関しては、草(いろんな野菜)と肉(鯖缶、胸肉)ときどき炭水化物(じゃがいも、さつまいも)という質素な食事になってますが。
話がだいぶそれたね。
そんな昨日は気分転換に、
低温調理を謳っているトンカツ屋さんに行ってきた。
お客さんのレビューを見ても、なかなかの高評価店。
食べたみたけど、おいしいのはおいしい。
ピンクの肉がなんとも上品。
衣がサクサク。
ただ、むちゃくちゃリピートするかどうかと問われれば、それはわからないだろうなと思った。ものすごく辛口コメントですが。
料理のクオリティは高いのだけど、お店のスタッフとの関わりがほとんどなかったのが原因なのかなと分析してます。
「あ、このお店、応援したいな」と思える瞬間て、いつだってスタッフとのコミュニケーションの有無だと思うんですね。
もうちょっと深堀りすると、
そのお店の深い部分でのバックストーリーを
知ってるかどうかだと思うんです。
でもそういう要素が皆無でした。
どれだけファンを作れるか。
この言葉に尽きる。
どのビジネスにも言えることだと思いますが、
ハイクオリティはもちろんですが、
プラスアルファで一定数のファンがどれだけいるか。
ずば抜けて味(パフォーマンス)が良かったら、
まだ全然やっていけると思いますが、
そうでない場合、いつだってファンだよなって。
ちなみに味に関して、
ぼくが脳内に強い電撃が走ったのは大学1年生の冬。
横浜家系ラーメンを食べた瞬間でした。
部活後のアフターで先輩に連れてかれたラーメン屋さん。
初めて体験した味に、本当に脳が揺れました。
思わず友人3人が残していたスープを、「飲ませて」と自分のを入れて計4杯まくったのは、ここだけの下品な話で。
そのとき以来、脳内に電撃が走った瞬間は、ないですね。