社会人になって初めて大寝坊した話
ぼくは完全なる一重まぶた人間なのですが、
人生で2回だけ、ある一定期間、
左目だけ二重になったことがある。
一回目は大学4年生の冬。
もう2カ月ほどで大学を卒業だよってところで、気づいたら二重になっていました。
どうせすぐ消えるだろうと思っていたのですが、なんやかんやで大学院1~2年、そして今年の1月頃まで、ずーっと二重だった。
むちゃくちゃセクシーやん、二重って!と
自分自身にときめいていました。
それと同時に、ぼくの中で「人生の転機」に左目は二重になるんじゃないかという浅い仮説を立てていました。
大学院進学の決断に悩んでいたその時期。
結構いろんな葛藤と戦ったんですね。
なんかそういう大きな決断をするときに、
この二重現象はやってくるんじゃないかって。
ロマンチックだなって。
ま、こじつけでしょうけど。
おまじない的なね。
で、残りの1回はいつかって話ですよね。
それが、まさにナウです。
厳密には、先週の金曜日からです。
今、まさに左目は二重です。
ただ、何も人生の転機らしいものはないっす。
特に、大きな決断もしてない。
でも、1つだけ明らかなのは、
社会人になってから初めて、
大寝坊したことです。
経緯は今でも覚えてる。
パッと目が覚めたんですね。朝だぁ、て。
アラーム鳴る前に起きるなんて今日はそういう日かなんて思いながら、リビングまでスリッパを引きずりながら歩く。
アラームをいつも通り無意識に設定解除。
なんとなく寝た気がしなかったから、
別の時計を見ると午前2時だった。
あら、3時間も早く起きてしまった。
「でも、なんか今寝るのもなぁ」と思い、
なぜか30分くらいスイーツを作り出した。
サツマイモを使ったスイーツ。
名前は憶えていない。
で、作り終わったあとに眠くなったから、
ベッドに寝転がったら気を失っていた。
目覚めると朝の7時15分でした。
アラームなしで起きれただけでも不幸中の幸い。
勤務先は、30km近く離れているので、
通勤ラッシュにはまると、1時間はかかる。
それが嫌だから、今年度から朝6時に家を出るようになりました。
5分で準備し家を出て、気持ち悪いほどに車が連なった大通りを、いつもの倍近く時間をかけて通勤。
ギリギリ、勤務開始時刻には間に合った。
そんなストーリーのもと生まれたこの二重。
ぜんぜんロマンチックじゃない。