先生嫌いだけど先生やってる

自分の職場には、20歳以上歳の離れた先輩教員がいて、その人には去年からいろいろとお世話になっている。

 

歳が結構離れている割には、

自分と教育観が近いというのもあって、

去年から良くしてもらっている。

 

例えば、

進学校」とか「特別支援」とか、

ああいうカテゴライズは本当やめて欲しいよね

という話を今日はした。

 

特別支援という括りが、教師による生徒への過保護教育を生み出してるし、進学校という括りがそうじゃない子へ劣等感を植え付けているし、そもそも普通科でいいじゃんっていうそんな雑談。

 

特別支援に関しては、いわゆるグレーゾーンの子もいて、一般の高校には行けるけど、大事をとって特別支援学校に親の判断で来ている子もいる。

そういう子には、画一的な特別支援、

要は、細かくて退屈な基礎的な指導は

本当にうんざりものだ。

鬱陶しいんだろうな、というのが生徒の顔を見てわかる。

 

君らにはもっと大事なことがあるよ、

と別の時間に話して、生徒の愚痴をきいて、

ガス抜きをするのがぼくの役目だったりする。

 

あとその先輩教員とは、

「OO先生」て他の先生を呼ぶの、

本当に嫌だよねという話もした。

その人は、そもそも「先生」という存在が嫌いらしい。

当の本人は今、先生歴25年くらいだから、

これもまたおもしろい。

 

 

ぼくも正直、「先生」という存在は

あまり好きじゃない。

「何を偉そうに!」

とか

「自分を棚にあげて生徒を諭す存在」

としか思っていない。

 

人間という弱い生き物のくせして、

一丁前に他の人間にとやかく言うなよ、

積極的に弱さを見せろよ、

と思っている。

 

そんなぼくも、なんじゃかんじゃで先生やってます。

 

おっかしーの。