価値観のすれ違い

小さい学校なので、

部活も一つ。

全員強制入部という古臭いシステム。

 

今年度は、そんな部活の

顧問兼監督をしていました。

途中からね。

 

そんな今日は部活動会議。

数名の顧問以外に、管理職や学部主任等を交えた話し合い。

 

今年度の反省と来年度の運営について。

 

ぼくは意見を求められたとき、

「形を変えるべき。」と提案しました。

なんなら部活動の日数も減らすべき、とも言いました。

 

伝統ということでずーっと残され続けてるけど、今の生徒の実態とミスマッチすぎて、それを残しやり続ける意義が見つからないから。

なんなら生徒も思っている。

 

「部活動で子どもたちが育つことだってある」

と唱える人もいるけど、

ぼくからしたら「育たない人もいるけど?」となる。

 

一辺倒な考え方で話が進むから、

途中から議論を諦めました。

 

会議の中盤まで、大人のマナーを守りながらもボロクソ意見を述べたけど、「それはわかる。でも、」と結局振り出しに戻る。

 

個人の考え方を変えるのは難しい。

それはそれはとても。

 

新しいナニカが生まれるとき。

それは従来の伝統とか慣習が壊れたとき。

そしてその起爆剤は生徒だと思っている。

実態に合っていないことをまざまざと見せつけられる事態が必ず訪れる。

そのときまで待とうかなと、ぼくは思う。

 

個人的には、その部活の時間があったら、

別の活動に注力した方が良いと自信を持って言える。

 

教育的価値を生み出しやすいと思う、

今の部活よりも。

 

その部活をやってるときは浮かない顔してるけど、気分転換に別のスポーツをしたら輝きだす子どもたちが結構いる実態。

じゃあそのスポーツで教育的価値を生み出すよ、ぼくなら。

 

そもそも生徒に部活を選ぶ権限がないって時点で、

ぼくが嫌いな工業化社会思考。

 

さっさと部活っていう枠組みから抜け出せばいいのに。

もっと自由に物事を考えればいいのに。

 

子どもたちと向き合っているつもりのままたぶん時間が経って、そして来年の今日くらいに「さて、」と同じような議論をする。

 

なんか予言者になったつもり。