昨日の今日だけど、さてどうかな。
昨日はこんなブログを書きました。
coffeenchickensalad.hatenablog.com
要するに、マンツーマン小学生相手の授業は難しいよねって話。
集団に対してのアプローチ方法を大学院で学んだ。
アドラー心理学的な個へのアプローチは自分には向いてないと今でも自覚している。
なんて書いてますが、
教師として、生徒という「個を変えた」経験もあります。
そこは自信をもって言える。
教育っていろんな要素が絡んでくるから「絶対にこれが効果があった!」とは言いにくいですが、それでも、「この生徒が変わったのって、ぼくとの出会いが大部分を担っているんじゃないかな」と傲慢にも思う経験はあります。
それでも、「やっぱり自分という1人の人間は万人受けしないんだなぁ」と強く思わされたのが、昨日のブログに出てきた一人の小学生。
人としては好かれているんだろうけど、授業となるとどうもうまくいかない。
自分の言うことを聞かなかったり、むちゃくちゃ我儘になったりと。。
「個人を変えること」が可能になるのは、性格とか考え方とか、そういった人間らしい何かがお互いにマッチするとき。そういう好条件がそろったとき。
マッチしない場合、ご存知、ぼくみたいに悩む。
最悪の場合、学級崩壊とかでしょうか、子どもたちとマッチしないとなると。
自分の授業を成立させたいという挑戦心より、「この子は将来やっていけるのか」という心配が勝っている。
基本的なコミュニケーションの部分に欠点があって、この部分を週2の授業で変えたいなと、わりと本気で思いました。
ここを変えないと、変える準備をしておかないと、学校の外である「社会」に出た瞬間、この子は人と繋がるのに苦労するんだろうなぁって。
なもんで、授業の最初に、とりあえずは1学期の授業におけるルールということで、パワポを使ってわかりやすく「守ってほしいこと」を説明しました。契約みたいなもんですね。
「自分の好きなことを得るためにはある程度の我慢も必要」
「嫌だ、やりたくない、じゃなくてまずはやってみる」
この2点を中心に話しました。
どのくらい伝わったかわかりません。
自分が話してる途中なのに、机に顔を伏せたり、「難しいことしたくない」とか言ったり、他の机をなぜか整理し出したり…。
あー、逃避してるなぁってすぐにわかった。
それでも、大事なポイントを話すときはしっかりスライドを見てくれていたから、4割くらいは自分が言わんとしてることをわかってくれたんじゃないかなと。
そのあと実際にそのルールをベースにした授業を模擬的にやってみましたが、自分の予想よりかはうまくいったと思う。
まあ、自分が見据える及第点にはマダマダですが。
いずれにしても、個に応じた指導についてもうちょっと勉強する必要があるなぁと痛感。集団じゃなくて個に向けた指導も、ここにいるうちしかできないしなぁ。