境界知能かぁ
Kindle Unlimitedに『ケーキの切れない非行少年たち』の漫画バージョンが1・2巻出ていたので一気見しました。
「いつか読もう」と思っていたのですが、漫画の方を先に読んでしまいました。3巻(最終巻)はまだ読み放題に入ってきてないので、結局、本を買うことになりそうです。
でも、良いキッカケになったので良き。
p.s. 全5巻でした
内容は漫画形式でも、
スッと頭に入ってきました。
描写も結構生々しいので、余計に。
特別支援学校に勤務しているからか、たまーに耳する「境界知能」というワードが出てきました。
どういうものかというと、
平均的なIQ(知能指数)は、85~115。
70未満が知的障害。
その二つの間(71~85)に位置するのがこの境界知能。
グレーゾーンともいうのかしら。
障害があるというわけではないけど、
平均的な能力には及ばないという中途半端なカテゴリー。
平均的な人たちと働くけど、
平均的な能力がないから、失敗を繰り返す。
職場の人たちから冷ややか目で見られ、人間関係がうまくいかず、非行に走る。
こういう人たちが人口の約14%を占めているらしいです。
「生きずらさ」を抱えているという実態。
『学び合い』を学んだ自分としては、
「教育でなんとかなるんじゃない?」と
早計で稚拙で、でも、きっと間違ってない結論がすぐに出ました。
その当事者の周りの人間次第だよねって。
もちろん本人に依る部分も大きいけど。
教育でどうにか、なんてさ。
境界知能の子ども、
いたような気がする。
その言葉の意味を前より深く知った今、
注意深く行動を観察してみたい。