台風となんてこたぁない話

台風が近づいてるみたいですね。

 

いくつかの公共交通機関が計画的運休をするっぽいので、今日は部活なしにして生徒を帰しました。

間違いのない正しい判断ですね。

 

夜がピークだし、直撃ってわけでもなさそうなんで、明日は間違いなく通常日課

「休校だったらラッキー」なんて教師である自分自身も思っていたのはここだけの話。

 

ぼくが高校生・中学生のときは、

台風で学校が休みになったとか下校時間を早めたっていうのは、記憶上ない。

記憶にないんじゃなくて、本当に記録にないんだと思う。

 

でも小学校のときはあった。

6年間のうち数回だけ。

 

学校休める!万歳!

台風ありがとう!

 

その時の高揚感を今でも覚えている。

学校という場所を、当時から嫌っていたんだろうな。

 

友達がいなかったからとか、

学校に馴染めていなかったからとか、

そういうのじゃない。

 

あ、でも、6年生の10月〜卒業までは好きだった。

ピンポイントで好きだった。

部活も引退してコーチに怒られるという恐怖感はない。

部活がないゆえに無駄に放課後まで友達と残って悪ふざけをできる。

自分は最高学年なんだという学校という小さいムラにおける無敵感もあって。

 

中学校、高校、大学、そして社会に出てから味わうことのなかった、不思議な高揚感が、あのときはあった。

 

「これから先、きっと自分はこうなっていく」

というビジョンや予想をしなかったからだろうね。

色々と無知だったんです。

だから、楽しめた。

 

小学校時代に戻れるなら、

ぼくは間違いなく「その時期」を選ぶ。

 

生徒の中には「(台風の影響であわよくば)明日休みたいぃ」と言う子もいるので、きっと学校は好きじゃないんだろうな。

本来は「それでも来たい」と思える学校にするべきなんだけど、難しいもんで。

 

「おい(笑)」とツッコミつつ、

「だよね」と返答しといた。