任せちゃえばもっと面白いよ

教員って週の時間数(持ちコマ)がだいたい決まっていて、特別支援学校の高等部に勤務しているぼくは週20コマ。

一般の小学校の先生は24コマとかが当たり前なのか。

多いっすね。中学校はわからないけど、多そうなイメージ。

 

こちらの学校の小学部の先生は、

多くて22コマくらいで、

主任とかされている先生は19コマとか。

 

それでも多いのか。

 

高校の先生は16コマが一般的と聞いたことあるけど、そこは学校によるのかしら。

 

 

勤務先は小さい学校なので、当然、高等部の授業だけじゃ20コマは埋まらないんですね、ぼくの1週間は。穴埋めのため、必然的に小学部の授業3コマほど出ることになっています。

 

小学生の図工の授業なんかにも出ていたりします。

 

半年出ていて思うのは、

「もっと自由に作品を作らせたいなぁ」ですね。

 

それこそ、最初の5分で、

「こういう条件を満たしたうえで作品制作に取りかかって。それ以外は基本自由だから。何してもいいよ。みんなが時間を守ってね、作品を納得いくものに仕上げて。ほいじゃ。」と言って任せたい。全部。

 

小学生の母数は少ないけど、「この子は集団をまとめる素質があるわ」「この子は面倒見がいいな」「この子は指示に従って動くなぁ」と、個性の勢ぞろい。

 

絶対、ユニークな作品が生まれるにちがいない。

 

教師の「もっとこうすればいいんじゃない?」というレール、尺度、評価、価値基準、美的センス、そういったものを全てなしにして、「純粋な」作品が出来上がるのを、この目で見たいなぁと。

 

作品が出来上がるまでの、

子どもたち同士のコミュニケーションとかも、

絶対おもしろいに決まっている。

 

勤務先の他の教員は、

そういうのに興味がないのかしら?

 

やっぱり子どもたちを「支えていく」中で「一緒に」作品を完成させたい、なるべく「失敗」をさせたくない、という思いの方が先行しちゃうのかしら。

 

そういうパラダイムなのなら、無理強いはしないけど。