大事な情報は学校に知らされない
先日、勤務先に卒業生がきた。
卒業生を迎い入れて社会人生活・専門学校生活について語ってもらう、キャリア教育の一環。在校生は真剣に聞いてましたし、質問もしてました。良き良き。
自分が初任のときに、
ある教科で1年だけ受け持った生徒が来てくれました。
その勉強会のあと、
廊下で長めの立ち話をした。
専門学校を今年度卒業し、4月からは東京に行って働き出すんだとか。
もともとしっかりしてた子だが、さらに立派になっていて、新天地でも自分の人生を楽しんでくれれば、先生としてはそれでいい、なんてクサいことを書いておく。
その子と話してると、「そういえば〇〇(同級生というか同期の卒業生)は今どうしてるの?」と自然と聞く自分がいた。
「あぁ、彼なら今、これこれしかじかでー」と、学校に一切入ってきていない、「え?そうなん?!」となる情報をいくつか教えてもらった。
教師になってこれまで2回卒業生の門出を祝ってきたけど、「この学校から早く出て行き(=卒業し)たい」と、口を揃えてどの子も言っていたなぁ。
未練とかそういうのなしで。
卒業後、学校に頼ろうと思っていない、固い意志がみんなにはあった。
その事実は、一昨年から知っていたから、先日の卒業生からの新情報を聞いたとき、内心「そりゃそうか」と妙に納得していた自分がいたのも確か。
卒業生に「また来たい」とか「母校は最後の拠り所だ」と心の底から思ってもらえる学校、目指したいものです。