ぼくが決して怒鳴らない理由

生徒指導、子育て、友人との口論で

ついカッとなって怒鳴る人っているじゃないですか。

 

ぼくはそのタイプの人間じゃないので、なぜ声を荒げて白昼堂々と人前で怒れるのか、その人の気持ちがわからないのが正直なところ。

 

人前とか関係なしに、基本怒らないです。

 

怒ることって、その場面に無関係の周りの人の気分を害するし、雰囲気も悪くなるしで、一種の公害だとどうしても思っちゃう。それに、恥ずかしくないのかなと。

悪い意味で注目の的になるのが、ぼくは我慢できないのだなぁと。

 

この28年間を振り返れば、人前で泣くこともなければ、怒ることもしなかった。

ゼロとか言わないけど、おそらく、大学生になってからはないんじゃないかな。

 

友人に危害を加えられても、ほとんど怒ることはなかったと思う。

3歳のとき予防接種をして兄がワーワー泣く中、自分だけは痩せ我慢して泣かなかった。

生徒指導でイラっと来ることがあっても、穏やかに諭す。

 

ぼくを知る人は、「そういえば、たしかに怒ったところ見たことないですね」と言うと思います。それくらい、怒らない人で巷では有名です。

 

人が怒るときって、物事が利害関係にあるときだけなので、スッと分けて考えているゆえ、怒らないんだと思います。

と格好良く言いたいところですが、それは一番の理由じゃない。

 

早い話が、「そういう生き方をしてきたから」なんだと思います。

だから、「怒る」とか「泣く」とか、一概にマイナスと考えられる感情を、行為にして表す生き方を、拒んで過ごしてきたからだと思う。それが今に至っているだけ。

 

だから、周りからよく心配されるのは、「結構ため込むタイプでしょ?」「ストレス発散、大丈夫?」とかがまあ多い。

そういう生き方だから、ストレスも何もないわけで。

 

たばこを吸わない人に「吸わなくてよく生きてられるね」と言ってるようなもんだもん。

 

ぼくが怒らない理由は、きっとそんな感じ。

 

とはいえ、子育てとなるとまた変わってくるんだろうなぁ。

「自分の子の命」となると、むちゃくちゃ利害関係なんて、「我が子の失態」を本気で怒るのかもしれない。

いや、声を荒げたり、感情に任せて怒るんじゃなくて、「本気で叱れる」ようになりたいですね。