形骸化したあいさつではなくて。

小学校や中学校時代、

先生からよく「あいさつしなさい」という指導があった。

 

先生や外から来たお客さんにするように、

と強く言われていた気がする。

 

でも、高校に上がればそんな指導は

一回も受けなかった。

 

そのかわりに部活の先輩にはむちゃくちゃした記憶がある。「お疲れ様です」はそこで覚えたなぁ。

 

小中ではしなくてはいけないと指導され、でも高校に行けば、何も言われなくなる。

「自分に関係のある特定の人にだけすればいい」という文化に気づけばすり替わっていたのかもね。

 

まあ、実際、今振り返れば、後者が無難とまでは言わないけど、自分に合っているような気がするし、それで「なんなんその態度」と言われることもなかった。

これで良かったんだ、て思ってみたり。

 

あいさつは「いつも」「元気に」「はきはきと」する必要はなくて、自分に関わりがある人にだけするで、とりあえずはOKで、2回目以降は、会釈でもいい。

という指導はいちいちしなくても勝手に身に着くから、まあいいのか。

 

そういえば勤務校に、すれ違うたび「あ、OO先生だ!」とあいさつと同価値のコミュニケーションを取ってくる生徒がいて、これはこれで好き。

1日に5回もしてくることがあるけど、「今日O回目やね」とツッコむ自分にも酔っているんだと思う。

 

形骸化してるあいさつよりかは、こういうコミュニケーション要素が混ざってるあさいつが好き。