ガラガラな空間に芽生える虚しさ
昨日のブログでは
「まあ、こういう状況じゃ、生徒が学校来ないのも仕方ないよね」「行く行かないの選択はしてもいいよね」というスタンスで書いていたわけですが、
実際のところ、教師側としてはものすごく心細い。
生徒が学校にいないという点で。
マイヘアの『白春夢』に出てくる歌詞みたい。
この曲は昨年リリースされたもので、
コロナ禍での生活をものすごくエモく歌っている。
「ずっと住み慣れた部屋の中なのに早く帰りたい」
まさにぼくは今、そんな感じ。
朝から学校にいるというのに、
まるで自分は学校にはいない感じ。
コロナが落ち着いて、いわゆるニューノーマルの生活様式で、まあまあ不満はあったけど、そんなつい数ヶ月前の、あの頃に戻りたい。
この感情が、今日強く湧き起こったのは
生徒がいないからだと思う。
たまたま欠席者が多かった今日は(感染してないけど、登校自粛ですね)、生徒が本当に少なかった。少ないことに不満を抱いているわけではなくて、完全にぼくの感情の問題。
生徒数がそもそも少ない学校だと尚更目立つし、なんか心に来たよね。
寂しさ虚しさに加え
このモノトーンな日常に
少しばかり、嫌気がさした。
おばあちゃんちには田んぼがあるのだけど、10月の収穫時に毎年お手伝いに駆り出されていた。収穫し終えた夕方になるとやってくる、あのなんとも言えない、心にぽっかり穴が開くような、そんな感じ。