高3時代は恣意的不登校
学校自体は始まっているのだけど、パッとしない。
2限帯に登校して、そこから2〜4限の5分短縮された授業、
その後に給食をとり、下校。
そんな慣れない日常が先週から1週間続いている。
教師としてはすごい気持ち的に楽ですが。
勤務時間は前と変わらずですが、生徒が10時までいないっていうのは、心理的にワンクッション置かれているような気がして、すごく余裕がもてる。
少し状況が酷くなった「コロナ禍」ということもあるので、登校は強制しないようにしている。もちろん、いろんな面から登校できそうならウェルカムというスタンス。
さて、ぼくが高校生ならどうだろうか。
「コロナ禍で登校が強制じゃない」という条件であるなら、
家に引きこもるだろうな。いちいち登校しないという選択。
勉強?
オンラインで友達と常時繋がっておくかな、いつでもお互いに質問できるように。
友達とは口裏を合わせる。
「学校行くのやめて、公民館とかに集まろうぜ」
「LINE通話にしようぜ」
そんな感じでいちいち学校には行かない。
ぼくが通っていた高校は家から50分以上かかる遠さ。
当時のぼくならそうしてたかも。
わざわざ数時間のために行くのもねぇって。
そういえば、高3の冬はよく学校を休んだ。
恣意的不登校。
自分のペースでできない勉強もとい授業に、嫌気がさしたからだ。
でも、家で一人孤独と闘いながらする勉強は、正直寂しかった。
その時に痛感したのは、
「独学は授業より確実に効率がいい」だった。
わかりやすい参考書(当時はYoutubeより書籍が充実してた)さえあれば、学校の先生によって行われる授業を凌駕する、と。ただ、それと同時に、「スパイスが足りないよね」っていう痛感もあった。
人による言語的な説明、それも直接的な教授が必要って時に、ぼくはひたすら、何回読んでも納得できない文字を相手に頭を悩ませていた。
高校時代、懐かしいね。