圧倒的「さん付け」なぼく

学校は「違和感だらけの巣窟」ですが、

働き出して最初に覚えた違和感は、

「◯◯先生」とお互いに呼び合う文化。

 

昔は、そうだな、学部4年の教育実習を機に、

「早く、正式に〇〇先生と子どもたちから呼ばれたい」と思っていた。

まあ、シンプルに早く先生になりたかっただけなんだと思う。

 

でも、実際働き出すと、

先生同士で先生と呼び合うことに

なんとなく違和感を覚えた。

 

うまく言語化できないのだけど、「なんでお互いに崇高な呼び方をするのだろう」みたいな。

 

先生って、医者とか教授とか、

一般人からちょっとかけ離れた能力を持つ人が呼ばれるべき敬称で、今となっては誰でもなれる教育公務員に「先生」という敬称は不似合いなのかなって、ぼくはどうしても思ってしまう。謙遜の思いが強い。

 

もちろん、明治時代とかは「先生」で良かったとおもう。

あの時は希少価値が高かったから。

 

その時代なら、「敬称が先生でも、まあいいか」と思えただろう。

 

でも、この時代だと、しっくりこないかな。

 

先生だなんて、、恐れ多いなあ、て。

 

それにほら、コモディティ化してるし、

なおさらね。

 

ちなみに、生徒から「◯◯先生」と呼ばれる、或いは呼ばせるのも、実はしっくりこない。ここは対等に、お互いに「さん付け」で良くないすか、と心底思ってる。

呼び方による立場的な差を減らせたらと常に思ってる。

 

これは子どもたちのためでもあるよ。

人生で「〇〇先生」と呼ぶのは基本的には学校にいる間だけ。

社会に出たら「先生」と呼ばれるべき人とコミュニケーションをとる機会は、まあ減るよね。それだったら、今のうちに「さん付け」に慣れさせておくのも悪くないよなって思うのよね。

 

でも、そうか。

ある意味、「学校にいる間だけ使う敬称」て、限定的なものだから色々と人生において価値がありそうですね。「昔はこうだった」と思い耽る時のノスタルジック的なメモリーとしてさ。

 

それはそれで良いけど。

 

でも、ぼくに関しては「先生」を強制的に義務的に敬称として使わせないよ。いつだって「さん付け」で呼んでくれ。

 

ちなみに勤務校では、管理職以外、

ほとんどの先生を「さん付け」してる。

「さん付け」して「ん?ちょっと待ってその呼び方」と言われないような先生に対してですが(笑)

 

顔色を伺っているわけであります。

あと、信頼関係とか。