時間が過ぎるのは早いと知っていても。
担任として、インターンシップ中の生徒の巡回に行くわけですが、今日は先週の金曜日ぶりに一人の生徒に会ってきた。実に1週間ぶり。
「会ってきた」というと、自分で企業さんにアポをとって遥々会いにいったという風に捉えられるかもしれないけど、上司がスケジューリングをし、それに従って会いに行っただけです。
その生徒はぼくの顔を見るなり、
マスクをしているのではっきりとはわからないけど、
目尻が下に垂れ下がったので、
「あぁ、久々に会えてうれしいんだろうな」
と勘付いた。
と高飛車な態度をとっているぼくも、
久々に、といっても1週間ぶりですが、
その生徒の顔を見たとき自然と笑みをこぼしてしまいましたが。
特に職場での悩み事もないそうで、
安心しました。
まあ、その生徒を普段から観察している身ですが、
大丈夫だろうとは思っていたので、心配いらず。
それにしてもあれですね。
もう11月の半分が終わった。
なんていうと、「出たよ、定番の"季節の移ろいを嘆くやつ"」と思われるかもしれないけど、そこは大目に見てよ。
そうこうしているうちにインターンも終わり、就職のための面接指導、履歴書の添削指導なんかが始まったりして、あっという間に4月以降の進路が決まって、「あとは卒業だけやんね、イージーやん」と言っていたら、「もう3月じゃん!」なんて言って、「君らとはここでお別れか」としんみりするんだろうな。
もう4カ月後には彼らはここを巣立つと決まっているし知っているのだけど、なんだろう、「まあ、慌てない慌てない」なんて落ち着いていたりもする。
その瞬間は必ずやって来る。
土壇場になって、
「時間って過ぎるの早いね。残酷ですこと」
なんていう反抗的な愚痴でも漏らすんだろうな、ぼくはきっと。