人前で発表するときの不満
制限時間の過ぎた発表を聞かされると、
途端に集中力がガタ落ちする。
司会者も「◯以内で発表を、制限時間よりも早く終わる分には問題ありません」とあらかじめ連絡しているのに、1秒でも時間オーバーされると、「なんで?」と聞きたくなる。
この「なんで?」には攻撃性はなくて、シンプルに疑問です。
発表に関する質疑応答はいいから、なんでその絶対的な、しかも決して難しくはないルールを守れないの?と、そのできない理由をとことん追求したくなる。
そういえば、こういう正式な研究発表会に参加していると、たいてい質疑応答タイムが設けられているわけですが、
一番タチが悪いのは、
その時間が指定されている場合。
発表時間が5分、質疑応答が3分のように、
その時間をどうにかして埋めなきゃいけない
システムが健在しているとき。
誰も手を挙げなければ、
司会者は困るし、会場全体に重い空気が流れる。
20人近く発表者がいるというのに
手を挙げる人がいないとなると、結構地獄。
ぼくはこう見えて、司会者や運営側の気持ちがめちゃくちゃわかる、なんせ何度もそういう立場に立ったことがあるから。
だから、心からしたいと思える質問がなくても、
場を和ませたり、その場しのぎの質問をかます。
でも、ああいう場所って、一度も質問をせずに会場をあとにする猛者がいる。
質問は強制じゃないとはいえ、もうちょっと気を遣って一つくらいは質問しようよって、個人に向けて攻撃的な感情が芽生える。
でも、これはその個人が悪いのではなくて、そういうタイムスケジュールを組んだ運営側(システム)に問題があるので、グッとその不満をこらえる。
ぼくはそんな感じ。